院長の独り言 359 ; わが愛しのもんじゃ焼き

小学校低学年の頃まで、もんじゃ焼きの本場である東京下町に、私は住んでいました。
そして、焼きそばと言えば、柔らかいうどんをソース味で焼いて食べていました。
また、今で言うパスタは、ドンドン焼きと言って、うどん粉の生地に野菜などを混ぜ合わせて、フライパンで焼いていました。
みんな、私の兄弟の食べ盛りに、おやつ代わりとして、お袋が作っていたものです。
焼きそばも、ドンドン焼きも、口当たりはあくまでも柔らかく、殆ど咬まなくて飲み込みます。
子供にとっては、早く沢山食べれるので、特に、私たち兄弟は大好きでした。
いわゆるお袋の味といったところです。
この柔らかな焼きそばとドンドン焼きをいま思い出すと、お袋や親父をつい思い出してしまい、涙が出そうになってしまいます。
現在、かた焼きそばや硬い生地のパスタ(アルデンテ)が出回っています。
そして、たいへん人気があります。
小生の幼い頃、住んでいた家が、月島に近いせいもあったので、あのグジャグジャした名物『もんじゃ焼き』を食べ慣れていました。
大人になった今でも、かたい焼きそばや、硬い生地のパスタよりも、柔らかな焼きそばや柔らかい生地のパスタを注文してしまいます。
そう言ったわけで、私は『もんじゃ焼き』が大好きです。
食べ慣れない人にとっては、もんじゃ焼きは半焼きみたいで気持ち悪いと言いますが、私にとっては、もんじゃ焼きは食べるのではなくて飲み物です!
そう言えば、大学に籍を置いていた頃、同僚で、『カレー大好き人間』がいました。
オーバーではなくて、彼は毎日どころか、三食カレーで大丈夫だと嘯(うそぶい)ているほどカレー好きでした。
その彼が矢張り、カレーは『飲みものだ!』と真剣な顔で言っていました。
私は、彼と違って、冗談で言っているのですよ。
本当にもんじゃ焼きなんかを飲むと、エライ目に合うのでご注意を…。
八王子でもんじゃ焼きの美味しいお店を知っていたら、是非、教えて下さい。
診療所のスタッフ引き連れて食べに行きたいのですが。

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