院長の独り言 192 ; 世の中の変化にしがみついてます!

戦後の60年間で、色々な面で世の中が変化してしまいました。
自分では、世の中に自分なりに順応しているつもりですが、若い人たちから見ると『親父、全く何をやっているんだ!』と感じているようです。
例えば、車をバックで車庫入れをする時、ついつい窓を開けて後ろを見ながら少しずつバックして入れているのです。
それを見て、特に雨の日などは息子が笑います。
『そんな事をして、顔が雨に濡れるじゃないか?』とからかうのです。
私だって、車に装備してある後方を映し出す画面に従えば、後ろを見なくても車庫入れが出来る事を分かっているのです…。
またパソコンに至っては、若い人のように、身体の一部として使いこなせないで、いつもイライラしている私なのです。
携帯電話も然りで、メールがヤッと出来る程度と云ったところです。
視力が老眼で衰えてきたから、字が見えにくい事もあります。
インターネットは使えずに、ほとんど電話専用として使っているのみです。
携帯電話と言うくらいだから、それで良いのだ!と開き直っている始末です。
しかし、今時の携帯電話には色々な機能が付いていて、使いこなせば実に便利な代物なのは分かっているのですが、息子に何度も教えてもらっても、すぐに操作を忘れてしまいます。
洋食も馴れません…。
小•中学生の頃の朝食は、白いご飯(食べられるだけでも幸せ)、みそ汁(アサリかシジミか蛤か豆腐入り)、それにお新香に納豆でした。
高校生の頃になると、食パンにバター、ハム入りの卵焼きにコーヒーと変化して来たのです。
現在は、ご飯にみそ汁、お新香と納豆、それに焼き魚などが一品付いている朝食で、子供の頃に回帰しています(家内に頼んで強制的に作って貰っています)。
どうも、朝からパンとコーヒーには慣れないのです。
外国に行った時は、無理してパンにバターで、我慢していますが。
小生としては本場のイタリー料理では、スパゲティーが前菜として最初に出て来る事が、どうしても受け入れられない気持ちと似ているのです。
炭水化物は最後でしょう…。
そして社会は、デジタル化がどんどん進んで便利になる一方です。
高性能なロボットが出来れば、冗談抜きで、労働力としての人間は要らなくなるかも知れません。
科学の発達は良い方に向けられれば、こんな素晴らしい事はありません。
しかし、人間の性は何万年間経過して、科学技術が発達しても、変わらないでしょうね。
例えば、争いの無い世の中には、永久にならないでしょう。
つまり、昔から『十人十色』と言うではないですか。
個性がある以上、争い事は起きるものです。
『こちらが立てば あちらが立たず』で、全てが公平で平等な事などあり得ないです。
国レベルで考えても、或る国に利す事が、他国に不利に働く事は、しょっちゅうです。
お人好しにしている国は、他国に利用されて、草狩り場にされるのがオチでしょう。
世界の大国の中で、一番お人好しの国は、間違いなく日本でしょうね。
自分の国はシッカリと自分たちで守り、言わなければならない時は、自国の国益をキッチリと主張して欲しいと、切に願っています。
われわれ日本人もウカウカしていると、カルタゴの様に地球から消滅させられてしまうのではないかと、いま私は本当に心配しているのです…。

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